四柱推命はなぜ当たるのか


「琉球四柱推命」で必要なデータは「生年月日」「生まれた時間」「生まれた場所」「性別」のみです。たったこれだけの情報で本当に人の運命がわかるのですか、という質問をよく受けます。

多くの人はただの「数字」でしかない「生年月日時」だけで、なぜ人の運命が読めるのかと不思議がります。そもそも「生年月日時」をただの数字として考えるのが間違いなのです。「生年月日時」はただの数字の羅列ではありません。

「生年月日時」というのは実際の「太陽」と「地球」の天体的な位置関係を正確に知るための記号なのです。たとえば2004年8月15日、午後12時0分であれば、実際のその時間における太陽と地球の位置関係は完全に決まっています。大事なことはその位置関係を正確に知ることであり、そこで使っている数字そのものは実はどうでもよいのです。

「太陽」と「地球」の位置関係を正確に把握することが重要になってきます。生まれた時間のみならず生誕地の情報を使うのも、実際の正しい太陽時間を計算するためのものです。

ではなぜ、天体の位置関係が重要になってくるのでしょうか。「生年月日時」を使う占術は四柱推命以外にも多くありますが、どれ一つとしてそれに関する説明をはっきりとは述べていません。

「太陽」と「地球」の位置関係というのは、一年単位の「公転周期」と一日単位の「自転周期」の組み合わせから成り立っています。しかしたとえちょうど一年後の同じ日時であっても、天体の位置関係は昨年とは同じ関係ではありません。

太陽を周回する回転運動と地球が自転する回転運動によって、その対する「面の配置」が異なるのです。また他の惑星、土星、木星、火星、金星、水星、月の位置関係も違っています。

私たちの感じる「時間の感覚」は天体の運動によって生じ、もし天体の運動が完全に「静止」してしまえば、私たちは時間の「感覚」を完全に喪失するでしょう。つまり「時間の感覚」とは天体の「位置関係」によって動いているのです。

時間の「本質」がこのようなものであれば、「時間」とは天体の位置関係により形成されるということになります。

では、なぜその「位置関係」が人間の運命に影響を与えるのでしょうか。私の考えでは天体の「幾何学的な位置関係」が地球を取り巻いている気的な状態を変化させている、と考えます。

地球には大気の層だけではなく、素粒子的な「気」と呼ばれる、意識内面に影響を与える「気の空間」が広がっていると考えられます。すべての生命はその気の「活力」によって生かされており、その影響は人間の意識の中にまで及んでいる、と考えられます。

気の状態は「太陽」と「惑星」「月」が作り出す幾何学的な位置関係によって微妙に変化していきます。それにより「人間の意識」の状態も変化していきます。結局、運命とは人間の意識が作り出す現象ですから、もしこのような「潜在意識の変化」があれば、その人の運命も変化するということになります。

結果的に人間の運命を「予測」するには「気の状態」の変化を事前に予測すればよい、という結論に導かれます。では「気の変化」を読み取る技術があるのでしょうか。

実は存在します。それが古代から世界中で研鑽されてきた「占星術」なのです。科学優勢の時代では「占星術」は迷信のように思われていますが、必ずしもそうではありません。

「占星術」はいまだ完成されたものではありませんが、その内容を経験的に試してみると、本当に不思議なくらい人の運命の変化が正確に読めるのです。

私自身はその計算方法を独自の研究により高めてきたのですが、精密な計算をすれば「運命の予測」と実際の「人の運命」は高い確率でピタリと符号するのです。しかしそのような話をすると、「それはあなたの思い込みであって自己暗示ではないの」と言われそうです。

ただ私は30年近くの年月をかけ、数万人レベルで検証してきた経験があるので、これを単なる思い込みで片づけることはできません。自分自身のみならず家族、親族、知人に友人、さらに芸能人や政界、財界、文化人などの多数の人物を検証してきたことで、今では確信を持つようになりました。

現在では「いかなる人間もこうした運命法則によって生かされている」と考えるに至りました。

この占星術的な運命予測が最も正確で高いレベルにあることから、私はそれ以外の占術であるタロット、手相、人相、姓名、風水などはまったく使いません。全幅の信頼を置いて「四柱推命」だけを使っています。

琉球四柱推命の占いカウンセリングでは、生年月日、生誕時間、生誕地の情報をもとにして、その個人が生まれた瞬間の天体の情報=気の情報を調べます。

その際の生まれた時間と生誕地の情報はとても大事です。生年月日を使用する四柱推命、占星術でも「生まれた時間」「生誕地」の情報を考慮しないものがありますが、それにより的中率は大きく下がることがあります。

ではなぜ「生まれた瞬間」が重要になるのでしょうか。「生まれた瞬間に人の運命が決まる、そんなバカな」という人もいるでしょう。しかしそれが事実なのです。

私はその理由を以下のように考えます。人は生まれた瞬間に「呼吸」を始めます。この「呼吸」が重要なのです。「呼吸」は単に酸素を取り入れるだけではなく、外界にある「気の空間」とも深く関わっているのです。それは身体だけではなく「意識」の次元にも及んでいます。

人は生まれた瞬間に「おぎゃー」と泣きます。その瞬間、「意識」を構成する次元に「気の情報」を取り入れています。この意識の次元を「潜在意識」と考えても良いでしょう。この「潜在意識」は「気の情報」によって構成されているのです。

生まれた瞬間に気の情報を潜在意識の中に取り入れます。そしてその情報は潜在意識の「構造」を決定し、意識の中に完全に「固定化」されます。それは二度と変えることはできません。この意識の「下部構造」がその人の運命を動かしていく「原動力」になるのです。

気の情報を知ることで、人の運命を「予測」することが可能になります。これが私が考える占星術の「根本原理」です。

運命を「分析鑑定」する場合は、この基礎データを分析してその人に与える「影響」を予測していきます。未来を予測する場合は未来の気の変化を予測し、その人の受ける影響を推測します。ただ運命というのは、あらかじめ全て決まっているというわけではありません。あくまでも「基礎構造」からの予測に過ぎないのです。

琉球四柱推命の「分析鑑定」から判明できるのは、その個人が持っている性格、気質、才能、能力、仕事の適性、人間関係、家族関係の良否、価値観や考え方などです。

また生涯にわたり変化していく「運気」の変化の「良否」を知ることもできます。ですからいつ頃に「危険」な時期が巡るのか、あるいはいつ頃に「チャンス」が巡るのかを正確に予測することができます。

これは実際に非常に役に立ちます。危険な時期を事前に予測できれば、それに対する「対策」を講じることができます。また良い時期を知ることができれば、それにあわせた「人生計画」を立てることもできます。他にも家族全体の運命を照らし合わせることで、家族全体の「運命」「カルマ」を知ることもできます。

「琉球四柱推命」の役割は、人の運命を良い方向に導くことにあります。これは「天気予報」を利用することに似ているでしょう。「天気予報」は事前に明日や明後日の天気を知ることで役に立ちます。

明日に「雨が降る」と判れば、傘を持って出かけることができます。近いうちに「台風が来る」とわかれば、その「対策を講じる」こともできます。それと同様に「悪い時期」が来るとわかれば「対策」を講じることができますし、「良い時期」が来るとわかれば、それに合わせた「行動計画」を立てれば良いのです。

これを知っている人と知らない人では、長い目でみれば「大きな差」が生じてくるでしょう。知っている人は常に「危険」を避けますし、また「安定した道」を通ることができます。ですが、知らない人はいつ「危険な穴」に落ちるかもしれません。また「良いチャンス」が巡っても、それに気づかないまま過ごしているかもしれません。ですから私は「琉球四柱推命」をできるだけ多く人に知らせ、またこれを有益に利用してほしいとに願っているのです。


 

 


2019年07月28日