運命を支配する法則について

運命の世界を客観的な原理や法則のもとに体系化していくのが私の仕事です。ですがこのような話をすると、「運命を科学化する?」「いったい何のこと」と、怪訝そうな顔をするものです。確かにその通り。一般的にいう運命とはかなり漠然としたものであり、大方の人は「運命は自分で築くもの。それが何の法則と関わるのですか」というわけです。


運命は自分自身で築いていくもの、それは間違いありません。ただそれだけではなく、運命にはその背景を構成する確かな法則や原理があるのです。多くの現代人はこうした背景にはまったく無知といっても過言ではありません。

運命の世界は確実に存在する世界です。ただそれが途轍もなく大きな原理で動くものであり、目に見えない次元で動くためにその法則性が理解できないのです。ですが理解していなくても、運命の法則はどんな人にでも作用し、私たちの運命を背景から動かしていきます。「いや、自分は意志の強い人間だから大丈夫です」と考えるのは傲慢なことかもしれません。

たとえば人間は鳥のように空を飛ぶことができません。なぜでしょうか。答えは簡単です。鳥のような空を飛ぶ構造を持っていないからです。

これと同じように人間である限りは大きな運命法則のもとに生かされており、自分で決断して行動していると考えていても、実は背景にある様々な運命の交換作用を受けており、実はその法則通りに行動しているに過ぎないものです。それは鳥が鳥として生かされているのと同じ理屈なのです。ですから強い人がよく言うように「運命なんて自分で切り開いていくものだよ」という考え方は必ずしも正しくはないのです。

運命を科学化する、客観化するというのは、それを構成している法則性を誰でも可視化できるようにすることです。ここで科学という言葉を使っているのは誰がやっても同じ結果が出る、つまり客観的であるということ、さらにそれを体験的に検証することができる、という意味を含んでいます。

これまでの占術は占いをする人の経験や勘に頼っており、また判断する人によっては結果がまるで異なるのですから、けっして客観的であるとはいえません。

「占いとはこのようなものさ」「当たることもあるが、外れることもある」というのが従来の占いに対する一般的なとらえ方でしょう。そこから「当たるも八卦、当たらぬも八卦」というような言葉も出てくるのです。しかし私は運命がこうしたあいまいなものではなく、確かな運命の法則性があることを知っています。

実際、私はこの運命法則を日々活かして行動しています。これは天気予報のようなものです。天気予報は毎日のように使われています。今日が晴れとわかれば掃除をしたり布団を干したり、買い物に出かけたりするでしょう。その反対に今日が雨とわかれば家でテレビを見たり本を読んだり、静かに過ごすでしょう。また近いうちに台風が襲来するとわかれば、庭を片づけたり、厳重な戸締りをしたりするでしょう。

天気予報は実に便利なものです。時々予報が外れることもありますが、それを上回る便利さがあります。だから誰でもこれを日々利用します。

これと同じような使い方が琉球四柱推命ではできるのです。運気が良いとわかれば今が行動に出る時期ですし、運気が悪いとわかれば今の計画を見直しすることも大事でしょう。こうした運命法則を知らないために運気の悪い時期に無理やり行動して大きな失敗をし、反対に運気の良い時期に何もしないで浮かれて遊び暮らす人がいます。

いや、それだけならまだいいほうです。中には台風に相当する危険な運気の時期に焦りから行動して取り返しのつかない大失敗をする人がたくさんいます。こんな人を何度見てきたことでしょうか。今年が良い運気だからと思い大きな投資をする、しかし来年も同じような状態とは限りません。それがわからないまま行動するので大きな失敗をするのです。それは台風の襲来を知らないで海に遊びにいくようなものでしょう。

運命の法則はたしかに実在しています。運命は偶然の積み重ねで作られるものではなく、運命にはその基礎となるものがあり、それの上にたってどんな人も自らの運命を形成していくのです。そして運気にも波のようなものがあり、どんな強運な人にも時々は荒波が襲ってくるものです。すべての人はこのような運命世界の中で生かされる存在であることがわかれば、それに対する対処法もおのずと見えてくるでしょう。

琉球四柱推命ではその人の深層心理の構造から能力や適性を分析したり、それに合わせた仕事や将来の方向性を探したりできます。また運気の状態を知って事前に計画を立てることもできます。

また人間関係は良い運命を築く基礎となりますが、周囲にいる人の性格や価値観、考え方を知って上手に付き合うこともできます。こうしたマルチな運命対処を細かく実践していくことで、未来のあなたの運命は大きく開けてくるでしょう。人生という暗闇を地図もなくガイドもいない状態で歩き続けるか、あるいは正確な地図とガイドを使って人生計画を練って歩くか、それはあなたの選択一つにかかっています。

 

2019年09月15日