琉球四柱推命と一般の四柱推命の違いは

よく聞かれる質問として、「琉球四柱推命」と「一般の四柱推命」は何が違うのかということがあります。違いは多数ありますが、以下に大まかにまとめてみましょう。

1)空亡と特殊星を使わない

日本国内で使われている四柱推命の多くは、鑑定の際に「空亡」「特殊星」をよく使います。たとえば「空亡」で悪い時期を判断したり、「特殊星」で性格を判断したりします。

ところが中国の「正統派古典」でもある『子平真詮』では「空亡」や「神殺」(特殊星)は迷信である、と明確に書かれているのです。

琉球四柱推命でも長年にわたりこの「空亡」「特殊星」(神殺)を検証しましたが、まったく根拠のない「迷信」であると断定しました。ですからこれらの判断法を一掃しました。これにより従来のものよりも的中率が格段に上がりました。

 

2)通変や12運を明確に理論化

「一般の四柱推命」では「天干」「地支」をごちゃまぜにして解釈しています。たとえば「天干」の箇所に「12運」を出したり、地支の箇所に「通変」を出したりします。

これでは「天干」「地支」を同じように解釈することになり、そもそも「天干」と「地支」を分ける意味がなくなります。「通変」とは厳密にいえば「日干」と「他干」のアスペクトでり、「12運」とは「日干」と「地支」のアスペクトなのです。

この意味を知らないで、これらを混ぜて解釈すると混乱し、的中率が格段に下がります。しかし一般の四柱推命は未だにこの致命的な鑑定法に気付いていません。

 

3)大運の新しい理論を採用する

四柱推命で命式と同じくらいの位置にあるのが「大運」といわれる運勢です。これは他の占星術には見られない技術の一つで、四柱推命の非常に優れた部分の一つです。

実は運勢を鑑定するうえで非常に大事なファクターですが、一般の四柱推命では「大運理論」が完全に整備されていないため、正しい判断ができていません。大運理論が未熟なために、「空亡」「特殊星」などの不要な技術を持ち出してくるのです。しかしそんなやり方をしていると、高い的中率を出すことはできません。

 

4)わかりにくい専門用語を現代語に変換

四柱推命で扱う用語が難しいため、勉強途中で挫折する人が多数います。これらの専門用語は慣れてくると、その素晴らしいネーミング法が理解できますが、そのレベルに至るまでは何年もかかってしまいます。

そこで「琉球四柱推命」ではこれらの難しい専門用語を、現代風の「心理学用語」に変換し、初心者の理解を助けます。

現代用語と専門用語を対比的に学ぶことで、直感的にその本質を理解できるようになります。四柱推命の本質を現代用語でいうと「深層心理学」となりますが、その潜在意識の中で生じる心理変化が、実はその人の運命を動かす本体でもありますから、「深層心理」の法則を覚えれば、その人の運命の変化も予測できる、ということになるのです。これが琉球四柱推命の根本的な主張です。

 

 

2019年05月21日